inertialの日記

核融合が専門だった社会人の日々の日記

【ネタバレ注意】FF7 REMAKEの感想

ネタバレありきの感想

トゲのある言葉も書いてるけど、次回作はめっちゃ楽しみ。
あのラストからどういう風にunknown journeyを描いてくれるのかめっちゃ楽しみ。
スクエニにマジで期待してる。

さてネタバレありきの感想

言ってしまえば、エヴァンゲリオン新劇場版
舞台設定は同じかもだが、似て非なる世界。

これは「序」。
原作と同じストーリー展開だが、最後の最後で違う。

明らかに時系列に合わない場面が挿入された時から怪しいと思ってた。
まぁクラウドジェノバ細胞が何かやらかしてるんやろうとスルー。
リユニオン的なサムシング。

中盤でフィラーという新要素が出てくる。
まぁ新要素ないとボリューム出せれへんもんな。
ライフストリームの一種やろとスルー。

終盤で原作にはなかったキーワード「運命」が出てくる。
何?フィラーは運命の番人?
運命の分岐点?

ラスボスはセフィロス
ジェノバの化身か?いやセリフを見ると、本物っぽいぞ?

セフィロスも運命を変えたい?クラウドとともに?
エアリスは何を知っている?

ザックス勝つ。
はぁ?
ザックスが死ぬからこそ、エアリスの悲哀、クラウドへ引き継がれる思いが活きるんやろ!!
俺がCrisis Coreのエンディングで流した涙は何やったんや?
綾香で「Why?」

The unknown journey will continue.
オリジナルと同じようにセフィロス(ジェノバ?)を追うが、パラレルワールド
ミッドガル脱出後はオリジナルとは違う。

この時点でAdvent ChildrenもDirege of Cerberusも消え去った。
ザックスが勝ったからCrisis Coreも消えた。
どうせBefore Crisisも一緒やろ。

俺のFF7の思い出を無くされたような気がした。。。

こうしないとオリジナルと同じFF7しか完成しないやんな。
作り込みでファンの期待に200%応えたスクエニはすごい。
でもオリジナルの完璧リメイクでは1000%応えるのは無理やもんな。

パラレルワールドで間違えたら-200%になるかもやけど、
上手くいけば1000%の作品になるポテンシャルがある。

次回作めっちゃ期待してる。
10年くらいなら待つで。
Crisis Coreからは13年経ってるんやもん。

2018.10.16 夜中に考え事

めっちゃ単純に言うと、私は原発の設計図を描いています。

線一本をどう描くかで、安全性が上がったり損なわれたりします。

線一本をどう描くかで、コストが上がったり下がったりします。

 

当然「安全性>>コスト」なわけですが、コストを度外視するわけではありません。

例えば、15.7メートルの津波に備えるべきかどうかを判断しなければならないのです。

 

結果だけ見れば、東電はコストを優先し、福島第一原発事故が起こったのかもしれません。

 

私は未来の事故を防ぐ設計をしているかもしれません。

私は未来の事故を起こす設計をしているかもしれません。

 

当然、事故を防ぐ設計を目指します。

原発の訴訟リスクをなくすには?

9/25に伊方原発3号機の運転差し止めの仮処分の取り消されました。
これを受け、四国電力は10/27に伊方原発3号機を再稼働する見通しです。

 

四国電役員「正直、安堵」=10月27日に原子炉起動:時事ドットコム
記事の内容を引用すると、以下です。


"広島高裁が四国電力伊方原発3号機の運転を認める判断を示したことを受け、四国電の小林功常務は25日午後、高松市の本社で記者会見し、「妥当な判断。正直、安堵(あんど)している」と述べた。10月1日から核燃料を搬入し、同27日に原子炉を起動する計画も明らかにした。

小林常務は「勝訴して再稼働の工程に入ることが、住民の安心感につながると考えていた」と話した。運転停止に伴う経済的損失は約330億円に上るとし、住民側への損害賠償についても「可能性は否定しない。念頭にはある」と言及した。
3号機の停止期間が約1年にわたったことから再稼働には追加の検査が必要となり、「通常運転に向けて安全対策に万全を期す」と語気を強めた。"

引用終わり。

 

この中で、四国電力の役員が
『住民側への損害賠償についても「可能性は否定しない。念頭にはある」と言及した。』
と述べています。

これが実行されれば、住民による差し止め訴訟のハードルは非常に高くなり、訴訟リスクは低くなるでしょう。
住民側が敗訴すれば、巨額の損害賠償を背負うことになるからです。

ただし、これは電力会社にとって諸刃の剣です。
原発である住民との合意形成を諦めることになり、反対派と推進派の対立を先鋭化することになります。
原発の推進だけを考えれば、住民側への損害賠償請求を行うべきです。
しかし、大企業の横暴だという批判は避けられないでしょう。

私は、反対派と推進派の合意形成を図るために、住民側への損害賠償請求を行うべきではないと思います。

2018.09.20 夜中に考え事

原子力業界が今後も続いていくためには、原発の新規建設が必要となってきます。
その新規建設において、必須となるのが「リスクオフ」です。

 

現在、原発を一基建設するのに兆単位のお金が必要です。
この額(リスク)は一企業で賄うには巨大すぎるのです。

 

この問題を解決する方法は大きく分けて2種類です。

  1. 分母を大きくする
  2. 分子を小さくする

 

「分母を大きくする」とは出資者をたくさん集め、各企業のリスクを少なくする道です。
例えば、東京電力中部電力東芝、日立が呉越同舟・同床異夢で連合体を形成することを目論んでいることが挙げられます。
東電は東通原発への出資、日立は英国プロジェクトへの出資を望んでいるわけです。

 

「分子をおおきくする」とは中小型炉を開発し、原発一基当たりの値段を下げる道です。
例えば、アメリカも日本も中小型炉を開発に予算を付けているわけです。

 

どちらも難しいですが、原子力業界の存続には必要です。
原子力を続けるかどうかはまた別問題ですが……

2018.05.28 夜中に考え事

これからブログに書いてみたいことをつらつらと備忘録

  • 原発の値段の比較
  • 原発の運転開始時期(建設期間)の比較
  • 上記から原発の輸出について
  • 最近の核融合

こんなことを書いていきたいかな~

2018.04.25 帰り道の考えごと

もう少し気軽にブログを書いていこうと決めました。
帰り道に考えたことを適当に書いていきます。

 

今日は
「会社に入って大事だと思ったこと」
です。

 

思い浮かんだことは2つあって、
一つは「根拠の重要性」
もう一つは「組織が連なって動くこと」
がなんとな~く出てきました。

 

まず、「根拠の重要性」について。
私は原発の設計図面を書いています。その中で、図面を書くために様々な検討を重ねています。
割合としては、図面を描く3割、検討を重ねる7割ぐらいのイメージでしょうか。
結果として、図面を発行するわけですが、半分以上を占める検討は図面上に表れません。

これを踏まえて、「図面」と「検討」のどっちが重要なのでしょうか?
私は明らかに「検討」が重要だと思っています。
「検討」は設計の根拠となるからです。

 

次に「組織が連なって動くこと」について。
弊社はまぁまぁ大きい会社なので、設計をする課だけでも10を超えます。
更に、設計ではない部署や顧客、他社、グループ会社などを含めると多種多様な組織が連なり、仕事を進めています。
この進め方が大企業の強さだなぁと感じましたね。

というわけで、今日は終わり。

原子力に反対する人は2つに分けられると思う

残業も増えてきて、社会人らしくなってきたと思う今日このごろです。

 

田原総一朗もんじゅに関する記事を読んで、自分のモヤモヤが解けたのでブログを久しぶりに書こうと思った次第です。

これでいいのか!非公開で「もんじゅ」後継炉の開発が決められていた!! --- 田原 総一朗 (アゴラ) - Yahoo!ニュース

この記事ですね。

この中で田原総一朗
「僕は原発に対して、完全に「ノー」という立場ではない。東京電力経済産業省はもちろん、主なメーカーや学者にもたくさん会い、これまで取材を重ねてきた。だから、頭ごなしに技術を否定するわけではない。しかし、「原子力ムラ」と呼ばれる、閉鎖的な組織の在り方の問題性を、取材を通して僕は非常に強く感じた。」
と書いている。

まず、この言葉に非常に賛成です。

自分も原子力「技術」には賛成で、原子力「組織」は改革すべきだと感じています。
化石燃料はいつか尽きるし、再生可能エネルギーの実用化はまだ怪しくて、
という状況の中で、原子力技術はまだ必要な技術だと思います。

一方、現政権は国民が過半数が反対する中、再稼働を進めています。
これは、国民の意見を聞いていないということで良くないわけです。
これを良しとする「原子力ムラ」には改革が必要だと思うわけです。

 

私が「技術」には賛成で、「組織」に反対しているように、
原子力に反対する人は

「技術」に反対する人

「組織」に反対する人

の2つに分けることができると思います。

事故が起こった時、被害が大きすぎる
再生可能エネルギーが究極の夢のエネルギーだ
などの理由で原子力に反対する人は「技術」に反対している人です。

国民の意見を無視して、再稼働するのは間違っている
原子力ムラ原子力政策を推進しているのはおかしい
などの理由で原子力に反対する人は「組織」に反対している人です。

 

この違いは些細なようで、重要な違いであると思います。