inertialの日記

核融合が専門だった社会人の日々の日記

安保法制?戦争法案?

2015年7月15日、安全保障関連法案が強行採決されました。

この戦争法案もしくは平和安全法制に関する議論は、右と左が入り混じれて活発に行われています。

私自身は中道のつもりなので、右も左もないつもりです。(おそらくちょっとだけ、右に寄ってる気もしますが……)
ですので、安保法制に関しては、賛成も反対も決めかねています。

まず、自分なりに安保法制(戦争法案)の目的と疑問をまとめてみました。

右の主張は自民党YouTube

www.youtube.com


を見て私がまとめました。

「戦争を食い止めるため、積極的に世界の国々と協力し、世界の平和、日本の平和を実現する。」

って感じですかね?

私が、右の主張に関して疑問に思っていることは
・アメリカの敵(中国?ISIS?)には悪く思われ、テロや戦争などの対象にならないのか?
・アメリカと一緒に戦争することで日本に犠牲が出るのではないか?
・暴力だけでは真の平和は実現できないのでは?

です。

まぁ安倍さんはアメリカの戦争に協力したいわけですよね。その見返りに日本を守ってもらうことが、日本の平和につながると思っているんですよね。
ただ、この「アメリカの戦争」ってのが曖昧で、アジアの戦争なのか中東の戦争なのかが問題だと思います。石油を考えると、中東は日本にとって重要な地域なのは間違いないけど、中東の戦争(例えば、湾岸戦争イラク戦争)に日本が参加することには。違和感を覚えます。

 

左の主張はSEALDsのHP

www.sealds.com

からの引用です。

「私たちは、対話と協調に基づく平和的な外交・安全保障政策を求めます。現在、日本と近隣諸国との領土問題・歴史認識問題が深刻化しています。平和憲法を持ち、唯一の被爆国でもある日本は、その平和の理念を現実的なヴィジョンとともに発信し、北東アジアの協調的安全保障体制の構築へ向けてイニシアティブを発揮するべきです。私たちは、こうした国際社会への貢献こそが、最も日本の安全に寄与すると考えています。」

私が、左の主張に関して疑問に思っていることは
・中国、アメリカなど軍事力のある国がイニシアティブを持っており、現実的に日本がどうやってイニシアティブを握るのか?
・中国、北朝鮮などが攻めてきたときはどうするのか?

対話と協力だけでみんなと仲良くできたら、それが最善だと思います。
ただ、暴力が強い力なのは否定できず、現実的には必要なのかな~って感じです。

 

正直なところ、(安倍さんの平和とSEALDsの平和は異なるものですが、)平和を目指すことは一致しているのだから、どこかで妥協点を見出だすべきです。
お互いに、自分の主張が完璧で正しいと思い込んでることが悪いです。

歩み寄らない右の勢力も左の勢力も嫌です。

そういうわけで、次の国政選挙でどこに投票するのか悩んでいるところです……