2018.09.20 夜中に考え事
原子力業界が今後も続いていくためには、原発の新規建設が必要となってきます。
その新規建設において、必須となるのが「リスクオフ」です。
現在、原発を一基建設するのに兆単位のお金が必要です。
この額(リスク)は一企業で賄うには巨大すぎるのです。
この問題を解決する方法は大きく分けて2種類です。
- 分母を大きくする
- 分子を小さくする
「分母を大きくする」とは出資者をたくさん集め、各企業のリスクを少なくする道です。
例えば、東京電力、中部電力、東芝、日立が呉越同舟・同床異夢で連合体を形成することを目論んでいることが挙げられます。
東電は東通原発への出資、日立は英国プロジェクトへの出資を望んでいるわけです。
「分子をおおきくする」とは中小型炉を開発し、原発一基当たりの値段を下げる道です。
例えば、アメリカも日本も中小型炉を開発に予算を付けているわけです。