原子力業界にベンチャー企業はなじむのか?
久しぶりに更新してみました。
もう少し頻繁に更新するつもりでこのブログ始めてみたけど、なかなか難しいですね~。
研究とか就活とかイロイロするべきことは、目の前に山ほどあるのですが、ブログを書くことに逃げこんでみました。
ちょっと今考えてないな~と思っているのが、原子力業界のベンチャー企業です。
日本の原子力業界に含まれている企業って
・メーカー
三菱重工、日立、東芝、IHIなど
・電力会社
東電、関電、日本原電など
・燃料製造メーカー
原子燃料工業、三菱原子燃料、グローバル・ニュークリア・フュエル・ジャパンなど
・原子力関連の機構
JAEA、NUMOなど
・エンジニアリング会社
電力会社、メーカーの子会社など
・その他関連会社
アトックス、千代田テクノルなど
まぁイロイロあります。
原子力の就活イベントに参加してる企業とかを見たら同じような顔ぶれですね。
上記のように中小企業から大企業まで様々な会社があるわけですが、どれもベンチャーではないですよね。
本当に原子力ベンチャーってないのか調べてみました。(ググっただけやけど)
日本でしたら
がありました。JAEAのベンチャー支援制度で出来た会社みたいですね。
でも、発電ではなくて除染を主にやっているみたいです。
他にも何社かJAEAのベンチャー支援制度で出来た会社はあるみたいですけど、
HPが文字化けしてて読めなかったです。(JAEAしっかりしてくれ!)
推測でしかないですけど、日本の原子力ベンチャーは大体、環境浄化研究所のような除染とかに携わってる会社で、発電は行っていないと思います。
発電を行うベンチャーがあるのかというと、海外にはあります。
TerraPowerです。
夢の原発「TWR」、実現への道(上) ベンチャー企業の挑戦 :日本経済新聞
ビル・ゲイツが出資したことで話題になりましたね。
でも私が思うには、ベンチャーですけど、東芝が技術協力してますし、世の一般ベンチャーほどベンチャーベンチャーしてるとは思えないです。
じゃあなんで原子力発電の分野にベンチャーが存在しないのでしょうか?
私は、単純に参入障壁が高過ぎるからだと思います。
規制基準なんて、上であげた大企業でも達成できず、再稼働が遅れてるわけで、
そこらの企業がいきなり規制基準を達成できるとは思えないです。
原子力関連の技術の扱いも難しいです。
悪用すれば、核兵器が作れちゃいますし、やはりそこらの企業が原子力技術を手に入れるのは難しいでしょう。
こんな理由から原子力業界にベンチャー企業はなじまないと思います。
ただ、このような閉鎖的な業界だから「原子力ムラ」って言われるし、社会から不信感を抱かれているのだとも思います。
もう少し、原子力産業は、一般に歩み寄る必要があるんじゃないですかね?